愛知県半田市 上半田南組
毎年4月14日あたりの土日にてお祭りが開かれます。
北組、南組の2台の
山車が町内をひきまわされ、三番叟が住吉神社に奉納の舞を踊ります。
住吉神社の宵宮で御神楽奉納で拝殿へむけて
山車が進行するときに、
夕神楽からはじまり、落とし込みで
早神楽にかわり、山車が前進し、拝殿前にて、とひり、矢車、岡崎が奏楽され、
狂言から落とし込みで
車切にかわり、山車が拝殿前からもとの位置へと戻ります。このころは、住吉神社では恒例の花火がでていて、ギャラリーはそちらに気を取られていますが、祭りの一番の見せ場はこの御神楽奉納にあると考えます。
囃方はもちろんのこと、梶方も若衆も気合の入る場面です。例年、まだ夜は冷え込む時期ですが、ここ一番で梶を切る
梶方は上半身裸で梶を切ることがならわしとなっています。
若衆から梶方となったばかりの若者が、いつかはここで梶を切りたいと思うような、そんな一種独特の雰囲気と緊張感のある場面です。
昼のにぎやかな場面ももちろん楽しいお祭りですが、ぜひ宵宮のこの場面を見にきていただきたいと思います。